ギリシャでの運転のコツ・注意点

ギリシャはレンタカーが1日2000円で借りられたりとタクシー数回使うよりも安いのですが、ギリシャで車を運転する時はいくつか特殊なマナーや事情があります。

私自身はギリシャ本土でレンタカーを6日ほど借りてアテネからデルフィ、オリンピア、ミケーネ、メテオラなどを周りました。

その中で特徴的だったことを挙げます。

①極度に右端に寄る

まず、ギリシャは右側通行の国です。

だから速い車が遅い車を追い越す時、左側を追い越します。

日本だったら片道2車線ある時に追い越しますよね。

しかし、ギリシャでは片道1車線でも追い越します。

遅い車はマナーとして常に道路の右側を走ります。

それが白線を越えて道路からはみ出すんじゃないかと思うくらい右端に寄るんです。

前の車とその前の車が白線を思いっきり踏んでるの見えますかね。

こんなことされたら抜かしてあげないと申し訳なくなってきます。

もちろん対向車も常に右側に寄っているので真ん中が空いて簡単に追い越せます。

しかし、こちら側が前の車を追い越そうとした時に対向車線の後ろの車も普通に追い越してきます。

つまり2車線しかない所を車が4台並行で走っている状態です。

これ、後ろの車が追い越しそうな時だけ寄るのではなく、巡航速度になったら常に極度に左端に寄ることが習慣になっているみたいなんです。

②路上駐車は当たり前

これはヨーロッパならどこでも言えることなのですが、特にアテネは凄かったです。

違法でもテリトリー意識がある人も多く、いつも止めている場所に別の車が止まっていたらトラブルになるらしく、日本人が路上駐車するのにも場所を選ぶ必要がありそうです。

路上駐車している車が迷惑だからと、止まっている車の上を歩いたら持ち主は罰せられずに、歩いた人が罰せられたという話もあるので、ほぼ公認なんでしょう

写真は合法的な路上駐車場なのですが、中心部から少し離れているからか、普通に空いています(笑)

私はここに止めたのですが、料金が分からずに近くのコンビニの店員に聞くと、無料だと言われました。

本当だったのかは分かりませんが、結局なんともなく済みました。

③いつの間にか有料道路

アテネからデルフィへ向かうだけでも1500円くらいとられた気がします。

私は運転したかったので良かったのですが、ガソリン代なども考えて、2人以下くらいだと結局電車やバスを使った方が安く上がると思います。

④道がめっちゃ狭い。

ヨーロッパではどこでも言えることだと思いますが、これもアテネは狭い方です。

左ハンドルなので慣れない初めのうちに何回かサイドミラーをぶつけてしまいましたが、なぜか壊れなかったです。

ちなみに他人の車のサイドミラーにぶつけてしまったのですがNo problemと言われて助かりました。

⑤夜は暗い

日本のように街灯が十分ではないので、夜になると暗くて運転が難しくなります。

特に私のようにオリンピアやミケーネやカランバカなどの田舎に行く場合は日が暮れる前に宿につくようにした方が安全でしょう。

⑥ナンバープレートの番号で走れる日が変わる

アテネでは交通渋滞をなくすためにナンバープレートが偶数か奇数かで道を走っていい日を変える策を取ったことがあります。

しかし、そうなるとみんな車を2台持つようになり、当然路上駐車なので逆に道が混雑するようになるというギャグのようなことが起こりました。

しかもギリシャは車メーカーがないのでみんなが車を買っても国内の経済も良くならなかったらしいです。

現在は廃止されているみたいです。

⑦車優先

日本だったら歩行者に優しく、車側が道を譲ります。

しかし、ギリシャは車がないのを見計らって歩行者が横断します。

私が歩行者に道を譲ろうとして待っていると後ろからクラクションを鳴らされました。

うーん。。。

ヨーロッパは基本歩行者優先で車のマナーがいいのですが、車優先だと思っている国がいくつかあって、その差が大きいです。

パリやイタリア全般が車優先でした。人口の多い観光地はマナー悪いのでしょうか。


最後まで読んでくださってありがとうございます。

レンタカー代が安いので軽い気持ちで借りてしまいがちかもしれませんが、気をつけて運転してください!

私は運転下手ですがなんとかなりました。

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